気持ちのいい違和感
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オーナーとの打合せのなかで、
気持ちのいい違和感があるといいよね、という話を、必ずする。
いつもと違うけど、なんだか気持ちいい。
いつもと何か違う気がするけど、なんだか気持ちいい。
気づくか気づかないかのレベルの小さなこともあれば、
意識したことなかったようなことを意識させるようなおおきなこともある。

たとえば、床の足触り。
無垢のフローリングのすべすべした感じではなく、
1枚1枚削ってなだらかな凹凸をつける。
そうすると、裸足で歩いた時の足触りが、ぺたぺた、じゃなくて、
もっとやわらかくなる。

たとえば、カフェで出てくるおしぼり。
使い捨てのものでもなく、よくあるタオルでもなくて、
やわらかいガーゼで、ひとつひとつ藍染してあって、ムラがある。

たとえば、ドア。
腰をかがめないとくぐれない高さの、ひくめのドア。
ちがう世界にはいりこむような気持ちをつくる。

そんな、ちいさなおおきな、気持ちのいい違和感を、
どれだけ空間にひそませることができるか?
空間をつくるって、たのしい。

(華南子)